起業・開業

バーチャルオフィスの比べ方|Karigo・DMM・GMOなど5社の料金と特徴

バーチャルオフィスは、料金だけでなく、拠点の場所や郵便物の扱い、電話のサービスで選び方が変わります。この記事では、比べるときに見たい点と、5つのサービスの料金と特徴を、各社の公式サイトに載っている内容(2026年10月時点)で整理します。料金は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。

比べるときに見たい点

  • 住所の場所:取引先に見せたい地域か。自分が郵便物を取りに行ける場所か
  • 料金の内訳:月額のほかに入会金・年会費・転送の送料がかかるか。年払いか月払いか
  • 郵便物・荷物:受け取れる物の種類、転送の頻度、届いたときの通知のしかた
  • 電話:電話番号が必要なら、転送電話や電話代行をつけられるか
  • 法人登記:登記に使えるプランかどうか

バーチャルオフィスの基本と、登記・銀行口座で気をつけることは「バーチャルオフィスとは」にまとめています。

5つのサービスの特徴

サービス拠点と月額向いている人
Karigo全国60拠点以上。月4,700円から(税込)地元に近い住所を使いたい。電話も一緒にまとめたい
DMMバーチャルオフィス札幌から沖縄まで16拠点。月660円から(税込)都市部の住所を手ごろな料金で使いたい
GMOオフィスサポート全国23拠点。月660円から(税込)転送の頻度を選びたい。GMOあおぞらネット銀行で口座を作りたい
NAWABARI東京都目黒区自由が丘。月1,100円から(税込)ネットショップの住所を自宅と分けたい
京都朱雀スタジオ京都市下京区。月額0円のプランあり月々の費用をできるだけ抑えたい

Karigo

全国60拠点以上から住所を選べるバーチャルオフィスです。都心だけでなく地方の拠点も多く、地元に近い住所を事業の住所にできます。

プラン月額(税込)入会金(税込)内容
ホワイト4,700円から5,500円から住所利用・荷物受取(転送電話・電話代行はオプション)
ブルー8,300円から7,300円から住所利用・荷物受取・転送電話
オレンジ10,400円から7,300円から住所利用・荷物受取・電話代行

料金は店舗によって違います。秘匿性を大切にしていて、契約前には住所を開示していません。会社設立の代行や、司法書士・行政書士と連携した登記の手続き、三井住友銀行の法人口座開設の紹介も用意されています。

DMMバーチャルオフィス

札幌・仙台・東京(渋谷・新宿・池袋・恵比寿・青山・銀座・九段下)・横浜・名古屋・京都・大阪梅田・神戸・福岡天神・沖縄の住所を借りられます。申し込みはオンラインで完結し、審査が終われば最短即日で使い始められます。

プラン月額(税込)内容
ミニマム660円(年間契約・一括前払い7,920円)住所利用・法人登記。受け取れる荷物は返品・返送品と、個人事業主の税金関連書類のみ
ベーシック年間契約で2,530円から(一括前払い30,360円)。半年契約は3,850円から、単月契約は5,500円から住所利用・法人登記・荷物の受け取りと週1回の転送

入会金は5,500円、保証金は0円です。銀座のみ料金が月440円上がり、転送の送料は別にかかります。荷物が届くと写真で知らせてくれて、LINEで通知を受けられます。すべての拠点にスタッフがいて、急な来客にも受付が対応します。

GMOオフィスサポート

GMOグループが運営するバーチャルオフィスで、札幌・東京(渋谷・恵比寿・表参道・新宿・銀座・日本橋・青山・六本木・品川・秋葉原・三軒茶屋・池袋・目黒・上野)・横浜・名古屋・大阪(梅田・心斎橋)・京都・神戸・福岡(博多・天神)の23拠点から住所を選べます。申し込みはWebで完結し、最短即日で使い始められます。

プラン月額(税込)内容
転送なし660円住所利用のみ。法人登記はできず、郵便物も受け取れません
月1転送1,650円住所利用・法人登記・郵便物の受け取りと月1回の転送
隔週転送2,200円月1転送と同じ内容で、転送が隔週
週1転送2,750円月1転送と同じ内容で、転送が週1回

入会金と保証金は0円です。転送の料金は別にかかり、150g以下は1回330円、500g以下は1回550円です。郵便物が届くと表と裏の写真をマイページで確認でき、LINEで知らせてくれます(札幌・名古屋はLINE通知の対象外)。来店しての受け取りと破棄は無料です。渋谷・三軒茶屋・福岡博多では会議室を使えます。申し込んだ情報をGMOあおぞらネット銀行に連携して、法人口座の開設の手間を減らせます。

なお、2027年1月上旬に基本プランの月額を改定する予定と公式サイトで案内されています(転送なし990円・月1転送2,530円・隔週転送2,750円・週1転送2,970円)。申し込む前に最新の料金を確かめてください。

NAWABARI

東京都目黒区自由が丘の住所を使えるバーチャルオフィスです。ネットショップ運営者向けのプランがあり、特定商取引法にもとづく表記に住所を使えます。

プラン月額(税込)内容
ネットショップ運営1,100円(年間一括払い13,200円)住所利用・特定商取引法の表記・郵便物の週1回の転送。法人登記はできません
ビジネス年間契約で1,650円(一括払い19,800円)。月契約は3,300円からネットショップ運営プランの内容に加えて法人登記

初期費用は5,500円(税込)で、保証金は0円です。郵便物や荷物が届くと写真で知らせてくれて、必要なものだけ転送を頼めます。屋号(宛名)は10個まで追加料金なしで登録でき、ショップごとに名前を分けたい人に向いています。本人確認はアプリで行い、申し込んだ当日に住所を使い始められる場合もあります。荷物に発信機などが入っていないかを確かめるサービスもついています。

京都朱雀スタジオ

一般社団法人和文化推進協会が運営する、京都市下京区の住所を使えるバーチャルオフィスです。月額0円で使える「副業・起業支援プラン」と、月額500円(税別)の「朱雀なえもんプラン」があり、どちらも法人登記ができます。

  • 住所は、京都市下京区の住所に利用者ごとの番号がついた形になります
  • 郵便物や荷物が届くとLINEで知らせてくれて、転送か廃棄を選べます。転送は週1回、1週間分をまとめて送ってもらえます
  • 協会の電話番号を使うこともでき、かかってきた電話は録音した内容がLINEで届きます(利用者全体で使う番号です)
  • 申し込みのあとはLINEで手続きを進められ、最短即日で使い始められます

法人で契約する場合は、代表権を持つ人が契約者になります。年会費や転送の送料など、月額以外にかかる費用は申し込む前に公式サイトで確かめてください。

選び方のまとめ

  • 地元に近い住所を使いたい、電話もまとめて頼みたい:Karigo
  • 都市部の住所を手ごろな料金で使いたい:DMMバーチャルオフィス
  • 転送の頻度を選びたい、GMOあおぞらネット銀行で口座を作りたい:GMOオフィスサポート
  • ネットショップの住所を自宅と分けたい、屋号をいくつか使いたい:NAWABARI
  • 月々の費用をできるだけ抑えたい:京都朱雀スタジオ

住所がどこに出るのかを先に整理したい人は「自宅の住所を出さずに開業する方法」から読んでみてください。