迷惑FAX(広告FAX)が届くときの考え方|法律の決まりと受信料のかかるプラン
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頼んでもいない広告のFAXが届くと、紙もトナーも、インターネットFAXなら受信料も無駄になります。この記事では、FAX広告についての法律の決まりと、インターネットFAXを使うときに迷惑FAXで費用が増えないようにする考え方を整理します。
消費者向けのFAX広告には決まりがある
特定商取引法では、通信販売の事業者が、消費者があらかじめ承諾していないのにFAXで広告を送ることを、原則として禁止しています(オプトイン規制)。承諾や請求を受けてFAX広告を送る場合は、最後に送った日から1年間、その記録を残す必要があります。
ただし、次のような場合は規制の対象外です。
- 契約の成立、注文の確認、発送の知らせなどに付けた広告
- 契約の内容や履行についての大事な知らせの一部に広告が入っている場合
- FAXマガジンに付けた広告
- 消費者の請求や承諾を得て送るFAXの一部に広告を載せる場合
出典:消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売」(2026年10月時点)
会社あての広告FAXはどうか
上の決まりは、消費者を相手にする通信販売についてのものです。特定商取引法には、事業者が営業のために結ぶ契約などを対象から外す決まりもあり、会社や店あての広告FAXは、この規制の対象にならない場合があります。
出典:e-Gov法令検索「特定商取引に関する法律」第26条(2026年10月時点)
そのため、会社のFAX番号に届く広告は、自分で止めてもらう必要があることが多くなります。
- 送り主に止めてもらう:広告に「送信不要の方は」といった連絡先が載っていれば、そこへ止めてほしいと伝える
- 番号を広く出しすぎない:FAX番号をホームページやネットの名簿に載せると、広告が届きやすくなる。取引先にだけ伝える番号と、公開する番号を分けるのも一つの方法
インターネットFAXは迷惑FAXにも受信料がかかることがある
受信1ページごとに料金がかかるプランでは、届いたFAXが広告でも料金がかかります。秒速FAX Plusでは、次のように案内されています。
- 受信料が無料のビジネスプラン以外では、迷惑FAXでも、内容に関係なく1ページごとに受信料がかかる
- 番号は新しく取ったものだが、間違いFAXや広告FAX、前にその番号を使っていた人あてのFAXが届くことがある
- その場合も、番号の変更、ポイントの返戻、受信料の取り消しは行わない
出典:秒速FAX Plus 公式サイト(料金・ヘルプ・利用規約・FAX番号選択のページ、2026年10月時点)
迷惑FAXが多いときのプランの選び方
秒速FAX Plusのプランは、月額と受信1ページの料金の組み合わせです(初期設定費用1,650円)。
| プラン | 月額 | 受信1ページ |
|---|---|---|
| SOHO | 660円 | 8円 |
| ベーシック | 990円 | 3円 |
| ビジネス | 1,220円 | 無料(月に数千枚以上は事前に相談) |
この料金で、1か月に届く枚数(迷惑FAXも含む)ごとの合計を比べると、次のようになります。
| 1か月の受信枚数 | SOHO | ベーシック | ビジネス |
|---|---|---|---|
| 30枚 | 900円 | 1,080円 | 1,220円 |
| 60枚 | 1,140円 | 1,170円 | 1,220円 |
| 70枚 | 1,220円 | 1,200円 | 1,220円 |
| 100枚 | 1,460円 | 1,290円 | 1,220円 |
| 200枚 | 2,260円 | 1,590円 | 1,220円 |
この料金で計算すると、月に65枚くらいまではSOHO、70枚前後はベーシック、77枚以上はビジネスがいちばん安くなります。迷惑FAXがどれくらい来るかは番号によって違うので、はじめは枚数を記録して、2〜3か月たったらプランを見直します。
まとめ
迷惑FAXへの備え
- 消費者向けのFAX広告には承諾が要るが、会社あての広告は対象外の場合があると知った
- FAX番号を公開する範囲を考え、取引先用と公開用を分けるか決めた
- 広告を止めたいときは、送り主の連絡先に伝える
- インターネットFAXでは迷惑FAXにも受信料がかかることを踏まえて、枚数でプランを選んだ
インターネットFAXの基本は「インターネットFAXの始め方」に、番号の分け方は「インターネットFAXを社内で使い分ける」にまとめています。