電話・通信

インターネットFAXの始め方|FAX機なしで受信する仕組みと料金の見方

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取引先からFAXの番号を聞かれるけれど、そのためだけに複合機や回線を用意したくない。そんなときに使えるのがインターネットFAXです。この記事では、インターネットFAXの仕組みと、選ぶときに見ておきたい料金・番号・データの保存期間を、秒速FAX Plus(株式会社Karigo)の公式サイトの内容(2026年10月時点)を例に整理します。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで確かめてください。

インターネットFAXとは

インターネットFAXは、FAXの番号をサービス会社から借りて、届いたFAXをパソコンやスマホで受け取る方法です。相手はいつもどおりFAX機から送るだけで、こちらにはPDFになって届きます。紙もトナーも使わず、事務所にいなくても内容を確かめられます。

比べる点FAX機と電話回線インターネットFAX
必要なものFAX機(複合機)と回線パソコンかスマホとネット環境
受け取る場所FAX機のある事務所メールやブラウザが使える場所ならどこでも
届いたFAXの形紙PDFなどのデータ
毎月の費用回線の基本料、紙・トナー代などサービスの月額と、プランによっては受信ごとの料金

会社の電話番号をどう持つかは「小さな会社の電話番号の持ち方」で比べています。電話をスマホやクラウドに寄せるなら、FAXもあわせてインターネットに移すと、事務所の機械や回線を減らせます。

受信と送信は別のサービスのことが多い

インターネットFAXは、受信と送信で契約が分かれていることがあります。秒速FAXも、受信用の「秒速FAX Plus」と送信用の「秒速FAX送信」が別のサービスで、それぞれ申し込みます。

  • 受信が中心:取引先から注文書や書類がFAXで届く、FAXの番号を名刺に載せたい
  • 送信が中心:こちらから決まった相手へFAXを送る、まとめて送りたい

まずは「届くFAXを受け取れればよい」のか、「こちらからも送る」のかを決めておくと、選ぶサービスがはっきりします。

秒速FAX Plus(受信)の料金

秒速FAX Plusは、月額と受信1ページあたりの料金の組み合わせで、3つのプランがあります。初期設定費用は1,650円です。

プラン月額受信1ページ
SOHO660円8円
ベーシック990円3円
ビジネス1,220円無料

出典:秒速FAX Plus 公式サイト(2026年10月時点)。税込・税抜の表記やビジネスプランの条件(大量に受信する場合は別途相談)は、申し込む前に公式で確認してください。

どのプランを選ぶか

1か月に届くFAXの枚数で考えます。届く枚数が少なければ月額の安いSOHO、多ければ受信料のかからないビジネスのほうが合計は安くなります。今のFAX機の受信記録や、1か月に届く書類の束から、ざっくり枚数を数えてから選ぶと失敗しにくくなります。

迷惑FAXにも受信料がかかる

ビジネスプラン以外は、広告などの迷惑FAXや、その番号を前に使っていた人あてのFAXにも受信料がかかると案内されています。迷惑FAXが多い番号を使う場合は、この点も含めて考えます。

番号の選び方

秒速FAX Plusでは、市外局番から始まる番号と050の番号から選べます。1つのアカウントで複数の番号を契約でき、1つの番号で同時に2件まで受けられます。いま使っているFAX番号を移せる(ナンバーポータビリティ)場合もあるので、名刺やWebサイトに番号を載せているなら、申し込む前に確かめます。

  • 契約したあとは番号を変えられない:変えたいときは解約して、新しく申し込み直す
  • 050の番号はコンビニのFAXから送れないことがある:コンビニなどのFAX機は、050など11けたの番号への送信が制限されていると案内されています。相手がコンビニから送ってくることがあるなら、市外局番の番号を選びます

届いたFAXの受け取り方と保存

届いたFAXは、サーバーで自動的にPDFにされ、メールで知らせてもらえます。ブラウザの受信履歴からも見られ、API で自分のシステムにつなぐこともできます。運営会社はISO27001を取得していて、受信サーバーは国内にあると案内されています。

気をつけたいのは保存の期間です。受信したデータは最大100件・60日までで、それを超えると自動で消えます。消えたものは戻せないので、取っておく必要がある書類は、届いたらPDFを自分のパソコンやクラウドのフォルダに保存しておきます。

また、写真や細かい図はFAXの性質上、粗くなることがあります。図面などを細かく見る必要がある場合は、メールなど別の方法で送ってもらうことも考えておきます。

申し込みの流れ

  1. 公式サイトでアカウントを登録し、届いたメールの認証URLを開く
  2. 本人確認の書類を出す。住所の確認がある
  3. 使う分のポイントを買う
  4. 番号を選んで取得する

本人確認と住所の確認があるため、申し込んだ当日から使えるとは限りません。取引先に新しい番号を知らせる予定があるなら、余裕を持って申し込みます。

まとめ

申し込む前のチェックリスト

  1. 受信だけでよいか、送信も必要かを決めた(秒速FAXは受信と送信が別の契約)
  2. 1か月に届くFAXの枚数を数えて、プランを選んだ
  3. 市外局番か050か、相手がコンビニから送ってくることがあるかを考えた
  4. 契約後は番号を変えられないことを分かっている
  5. 届いたFAXは60日で消えるので、残す書類は自分で保存する

電話をふくめた毎月の固定費の見直し方は「固定費を見直す順番」にまとめています。