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リモートデスクトップとは?家から会社のパソコンにつなぐ仕組みと注意点

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リモートデスクトップは、離れた場所にあるパソコンの画面を手元に映して、そのパソコンを操作する仕組みです。家から会社のパソコンにつないで仕事をする、といった使い方ができます。この記事では、リモートデスクトップの仕組みと、小さな会社で使うときに知っておきたい条件や注意点を整理します。

リモートデスクトップの仕組み

リモートデスクトップでは、つながれる側のパソコン(会社のパソコン)でソフトが動き、画面の映像だけがつなぐ側(家のパソコンやスマホ)に送られてきます。つなぐ側からはキーボードやマウスの操作を送ります。

ファイルもソフトも会社のパソコンの中にあるので、家のパソコンが古くても、会社のパソコンと同じように作業できます。家のパソコンにデータを保存しないで済むのも利点です。

Windowsのリモートデスクトップを使う条件

Windowsには、リモートデスクトップの機能がはじめから入っています。ただし、Microsoftのサポートページでは、つながれる側のパソコンはWindowsのPro版である必要があると案内しています。会社のパソコンがHome版だと、そのままでは接続を受けられません。

役割条件・使うもの
つながれる側(会社のパソコン)WindowsのPro版。「設定」の「システム」→「リモート デスクトップ」をオンにして、表示されるPC名を控える
つなぐ側がWindowsはじめから入っている「リモート デスクトップ接続」
つなぐ側がMac・iPhone・iPadApp Storeの「Windows アプリ」
つなぐ側がAndroidGoogle Playの「リモート デスクトップ」アプリ

自分のパソコンがPro版かどうかは、「設定」の「システム」→「バージョン情報」の「エディション」で確かめられます。

出典:Microsoft「リモート デスクトップの使用方法」(2026年10月時点)

家から会社のパソコンにつなぐときの壁

同じ社内のネットワークの中なら、上の設定だけでつながります。家から会社のパソコンにつなぐには、会社のネットワークの外から中へ入る道を用意する必要があります。

会社のルーターの設定を変えて、リモートデスクトップをインターネットにそのまま公開するのは避けます。誰からでも接続を試せる状態になり、パスワードを総当たりで破られる危険があるためです。一般的には、VPN(会社のネットワークに安全につなぐ仕組み)を用意して、その中でリモートデスクトップを使います。VPNに対応したルーターの用意や設定が必要になるので、詳しい人がいないと少しハードルがあります。

総務省は、Windowsのリモートデスクトップや、VPNに対応したルーターなどについて、製品ごとの設定の手引きを公開しています。

出典:総務省「テレワークにおけるセキュリティ確保」(2026年10月時点)

Chromeリモートデスクトップという選択肢

Googleの「Chromeリモートデスクトップ」は、Googleアカウントで使える無料のリモート操作のサービスです。WindowsのHome版やMacもつながれる側にでき、ルーターの設定をしなくても外からつなげます。

手軽な一方で、会社のパソコンへの入口が個人のGoogleアカウントにひもづくことになります。アカウントの2段階認証を必ずオンにする、誰のアカウントで設定したかを社内で把握しておく、といった管理が欠かせません。総務省の設定の手引きにも、Chromeリモートデスクトップの項目があります。

会社のパソコンを付けっぱなしにする注意点

どの方法でも、つながれる側の会社のパソコンは電源が入っていて、ネットにつながっている必要があります。

  • 停電や更新の再起動:Windowsの更新で再起動がかかったり、停電で電源が落ちたりすると、家からはつなげなくなる
  • スリープ:スリープに入るとつながらない。電源の設定でスリープしないようにしておく
  • 会社の回線:会社のネット回線が止まると使えない
  • パソコンの故障:会社のパソコンが壊れると、家からも作業できなくなる

会社に誰もいない日に止まると、誰かが会社まで行って直すことになります。これが負担になるなら、データセンター側のパソコンを使うクラウドPCも候補になります。

リモートデスクトップとクラウドPCの違い

会社のパソコンへのリモートデスクトップクラウドPC
つなぐ先会社に置いたパソコンサービス会社のデータセンターのパソコン
費用今あるパソコンを使えば追加は少ない(VPNの機器などは別)月額(または期間分の前払い)
電源・回線の管理自分たちで行うサービス会社が行う
外からつなぐ準備VPNなどを用意するサービスに用意されている

クラウドPCの多くは、つなぐときに同じリモートデスクトップの仕組み(RDP)を使います。上で紹介したつなぐ側のアプリは、クラウドPCでもそのまま使えることが多いです。仕組みは「クラウドPC(仮想デスクトップ)とは?」にまとめています。

たとえばエックスサーバーの「XServer クラウドPC」は、WindowsのパソコンやMac、iPhone・iPad、AndroidからリモートデスクトップでつなぐクラウドPCです。OSはWindows Server 2022 か 2025で、12か月契約なら月3,470円(お試しプラン)から(税込)、最低利用期間は3か月で契約期間ぶんの前払いです。2026年10月23日からは無料トライアルの新規受付を一時停止しているので、申し込む前に公式のお知らせを確かめてください。

出典:XServer クラウドPC 料金・仕様(2026年10月時点)

まとめ

リモートデスクトップを使う前のチェックリスト

  1. 会社のパソコンがWindowsのPro版か確かめた
  2. 家からつなぐ道(VPNやChromeリモートデスクトップなど)を決めた
  3. リモートデスクトップをインターネットにそのまま公開していない
  4. 会社のパソコンのスリープ・更新の再起動・停電のときの対応を決めた
  5. 付けっぱなしの管理が負担なら、クラウドPCと比べた

家から仕事をする方法の全体は「小さな会社のテレワークの始め方」にまとめています。